必要な機能の検証とメーカーへの申し出の簡素化 について

 ABILITYを使う理由には、それぞれのユーザーにいくつかの理由があるとも思いますが、流通される(高価格帯、プロフェッショナルカテゴリーの)音楽制作製品の中で、開発権が唯一国内にあるという点です。

今現在も国内販売会社が用意されて、日本語化や国内サービスが行われているDAWソフトウェアは多くはありますが、そのいずれも開発権は国内にありません。

開発権が国内にないということは、いくら国内の販売権のサポートに機能がなくて困るという事を伝えても、基本的には開発権側には届きません。それは権利上の契約などもあり、販売権者が開発権者に物をいうのがお門違いでもある部分で、開発権者も基本的にそれらを聞くこともほぼありません。(それで困るのは、便利な機能ではなく開発権者の観点には無い基礎的な制作機能が製品に用意されないまま、数十年放置されるという部分が実際にあります。)

 ABILITYには際立って優れた部分があり、初めて数分録音した際にはその音の解像度が非常に細かくレンジも広く(DPと似たような音質の良さで、64bitdouble処理という現行エンジン)その代わりにデフォルトがモノラルになっていたりと、他のDAWとは異なり操作が非常にまどろっこしく解り辛かったりもしましたが、現行製品では非常に少なくなった64bitだけでなく32bitのVSTを非公式のワッパーなどを挟まずに利用することができたり、数少ない一部のDAWを除くとABILITY1本分程度の単体ソフトウェアを別途購入しなくても、昨今需要が少なくなったとも思われるプレスマスター(DDPフォーマット)がABILITYだけで作成できるなど、その優れた機能を上げればキリがないですが、その反面過去の他製品などと比較して、その操作形態は他の製品と比べてしまうと良いとはとても言えない部分もあると思います。

そういった悪く聞こえてしまいますが(仕方がない部分も多くあるとは思いますが)ワープロやビジネスソフトのような操作性や、ユーザーインターフェイスの部分などの改善に加えて、特にABILITYシリーズは80年代のレコンポーザからの流れを引き継ぐ製品でもあるので、他社では一切手を付けない部分を率先して機能強化してほしいとも願っており、ユーザー間でそれらを出し合いながらなぜ必要なのかを理論的に提示し、メーカーに伝えられる説得力を構築する手助けにもなれれば、1ユーザーの自身にも機能追加による利点にもなりますし、望んでいる部分でもあります。

 自身にも要望したい箇所が沢山ありますが、ユーザー間で意見交換出来ましたら、そういった部分を一つ一つ細かにまとめ、要望コンテンツとしてまとめたいと考えています。

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メーカー詳細

ABILITY4.0
2022年5月27日発売
(現行販売品/メインストリーム)


ABILITY3.0
2019年7月18日発売
(旧販売品/サポート中)

ABILITYユーザー間でお使いになっている自作トーンマップ(音源定義ファイル)を募集中!

ABILITYユーザー間でお使いになっている自作トーンマップ(音源定義ファイル)を募集しています。(写真はサイト制作者自身がABILITYで作成したトーンマップです。)詳しくは「 3.“音源定義ファイルの作成と共有”」「ABILITY本体でのトーンマップの作成機能」を閲覧ください。

Web更新情報

2022.10.04

「機能の要望」と、一部の「コラム」を作成・更新致しました。


2022.08.30

「機能の要望」と、一部の「topics」を作成・更新致しました。


―中略―


2022.07.18

サイトの作成と公開を致しました。


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