※ 前回更新から随分と時間が経ってしまい恐縮ですが、本マップは今でも難しくて詰まったという声をお聞きするので追記します。
今回は詰み防止のための戦術指南という側面が大きいので、今までよりも少し具体的なところまで踏み込んだアドバイスになっています。
今までのようにマップクリアまでのおおまかな流れだけを確認したい方はお気をつけください。
【このマップでしておきたいこと】
・次章以降に向け、所持アイテムの整理とレアショップなどでの買い物
・扉の鍵の購入
本マップは【広範なマップ・多数のマップギミック・実質ターン制限あり・要所に強力な敵が配置】と、VSⅠの中でも上位の難関マップとなります。
ただ、仕掛けられたマップギミックは各々連動させていくことで着実にマップクリアに近づいていきますし、
【このマップでしておきたいこと】はボス撃破後でも十分間に合います。焦らず、目の前で起きていく戦況変化一つ一つに対応していきましょう。
・元老院を制圧するためには、ヴィルドヴァイスを撃破する必要があります。
・ゼイド軍は初期配置では二手に分かれることになりますが、10ターン前後には合流することが可能です。
・3ターン目からグリューンアドラー隊(アスラン、エイル、ルビナ)が操作可能となります。
・各所にある「ショップ」では便利な武器が売られています。攻略中も積極的に活用しましょう。
・30ターン目開始もしくはゼイドが一定ポイントを通過した時点で、リットン夫妻や元老院議員達を処刑するために敵増援が出現します。
・強敵一覧と注意点
本マップでは要所要所に強敵が多数配置されており攻略難易度を高めています。ここでは初期配置で確認できる要注意ユニットを紹介しておきます。
射程2~3、魔法2回攻撃に加え、スキル「待ち伏せ」を所持しています。
命中率も高く、対策せずに挑むと大抵のユニットは攻撃に耐えられません。
所持しているスコーピオンは攻撃力18、命中90、射程2~3、
致命攻撃(致命率に技%を加算)スキル付与と性能が高く危険な武器です。
ガトリングボウは4回攻撃可能な為、直接攻撃もしくは間接攻撃(先制)で
一気に撃破する必要があります。
特に飛兵は特効効果を受けるため、攻撃範囲に注意が必要です。
先の3人と異なり、攻撃範囲に入れば移動して攻撃してきます。
リピータボウによる2回攻撃に加え、13%の確率で致命攻撃を繰出すため、
長期戦は不利になります。
本マップのボスであるヴィルドヴァイス以上に厄介なユニットです。
非常に高い体力と守備力を有し、強力な攻撃も繰り出すため、
撃破するためには入念な準備が必要です。
本マップのボスです。
マタグロスには及びませんが、直接/間接共に強力な武器を所持しています。
「大盾」のスキルも所持しており、目立った隙はありません。
・渡し船イベントと幸運の指輪
マップ上方をうろついている迷子の少女は、どのユニットでも会話することができますが、
女性ユニットで会話した場合はお礼として幸運の指輪を入手することができます。
出来るだけ女性ユニットで会話するようにしましょう。
なお、ここで少女を保護したユニットは次に解説する渡し船イベントを利用する場合、
対岸へ渡る4ユニットに必ず含まれます。この点を考慮して会話するユニットを決めましょう。
少女を救出した後、マップ下の赤い民家を訪問することで対岸へ渡し船を出してもらえます。
但し、対岸へ渡ることができるのは一度きりで、隣接含む4人までしか乗船できません。
また、対岸から再び戻るにはマタグロスを撃破して橋を架けることになります。
対岸に渡る際に体力は全快しますが、誰も回復手段を持ち合わせていないならば、
受けたダメージを回復出来ないので、最悪の場合、身動きが取れなくなってしまいます。
アトルを対岸に渡さない場合は、忘れずに回復アイテムを持たせましょう。
※ 対岸へ渡るユニットの選定について(補足)
対岸へ渡る4人の目標は対岸の敵を殲滅することではありません。
迂回しつつ城壁内のレバーを操作し、べネキア城門を開けることが目標です。
4人の戦力に不安がある場合、アスラン達を合流させることで戦力補強も可能です。
・ケスラー隊の殲滅
敵2ターン目開始時から、ケスラー隊が出撃してきます。
ケスラー隊はバランス良く兵種構成されており、また数も多いため、正面衝突は危険です。
少女救出後、更に前進していると、ショップの南あたりに待機することになりますが、
このまま敵ターンを迎えた場合、ケスラー隊が先制してゼイド軍を攻撃することになります。
この場合、自ターンで会敵した場合に比べ一手遅れ、被ダメージ機会を増やしてしまいます。
後退や回復等の立て直しが必要になるため、こちらは後手後手に回り、敵の殲滅が遅れます。
戦術指南書(初級編)の最後にも触れましたが、このような不利な状況を防ぐ手段として【会敵タイミングの調整】があります。
少女救出後、そのまま前進し続けるのではなくその場で1ターン進軍を止める、 或いは移動コストの高い地形の前まで後退しておく、
といったように自軍の移動を調整して進軍速度を調整します。
これにより、ケスラー隊は動き出したターンに攻撃することができず、逆に、自軍ターンから先制攻撃を仕掛けることが出来るため、
敵からの被ダメージ機会を一つ減らして戦闘を開始することができます。
「会敵のタイミングをずらす(コントロールする)」ことで行き詰っていた局面を打破できることがあります。
敵ターン時の戦闘で自軍ユニットがどうしても攻撃を受けきれずに死亡してしまうという場合は、一度この戦術を試してみましょう。
・「買取屋」訪問
南西の商店はこの章のみに存在する「買取屋」です。
訪問すると怪しい風体で怪しい言葉を話す「うさんくさいヤツ」とのイベントが始まります。
買取屋はゼイド達に同行することとなり、本章以降、戦闘準備時に売買が可能となります。
売り物のラインナップは章により異なるので、戦闘準備時には確認するようにしましょう。
※ 買取屋はこの章での訪問の有無に関わらず、次章から同行します
なお、「錆びた斧」などこの時に売られている武器は非常に安価ですが性能は値段相応です。
SRPGに不慣れなプレイヤーには使いこなすのが難しい武器なので、購入は推奨できません。
・グリューンアドラー隊の活用
3ターン目開始時からアスラン、エイル、ルビナが操作可能となります。
この3人は他のユニットと大きく性能が異なる飛行系ユニット(飛兵)です。
飛兵には
・進入不可マス以外の移動コストが1
・海・泉・川、山岳や深い森も移動可能
・再移動が可能
といった大きな利点がありますが、
・地形効果を得られない
・特効対象になっている武器がある(主に弓系武器)
・成長率が低く、力や守備のユニット上限値も低め
といった弱点もあります。
これから先、飛兵にしか対応できない場面や大きく有利になる場面が多々あり非常に重宝しますが、基本的に打たれ弱く、成長率も高くないので、
運用時には敵のステータス、装備や攻撃範囲など警戒すべき点が多々あります。
便利ではありますが、同時にいくつも弱点を抱えているユニットであることを念頭に置きつつ、まずは付近の砦から出撃してくる増援を迎撃していきましょう。
なお、ユニット会話の中でも触れていますが、(32,2)(貴族の館)に待機することで体力を全回復させることが出来ます。
一人のユニットで連戦するのではなく、交互に貴族の館に待機し回復することで、瀕死状況のまま戦闘を続けることのないように注意しましょう。
・グリューンアドラー隊の装備変更
アスラン、エイル、ルビナはそれぞれ希少な武器を所持しています。
特にフロイラインは終盤まで非常に重宝する武器なので、無駄使いしたくない武器です。
そこでまず、近くのショップで替わりの武器としてカトラスなどを購入しましょう。
カトラスは序章でも入手出来た武器ですが、この武器は2回攻撃が可能なため、
アスランは勿論、エイルやルビナでも一度の戦闘で敵増援を撃破することが可能となります。
他にも、別戦線へ移動しながら回復できる薬草や、自軍のデナリスを節約したい場合には、
ショートスピアの購入も考えられます。
※ アスラン(ファルコンナイト)はスポット参戦ユニットです。
アスランは非常に強力なユニットですが、マップクリア後に離脱してしまいます。
また本マップをアスランに頼り切って攻略してしまうと自軍ユニットが育たず、今後の攻略で苦労することになります。
苦しい局面の打破にうってつけの強ユニットですが、一人で敵を殲滅して回るほど頼り切ることはおススメ出来ません。
自軍11ターン目にニーナが自軍ユニットとして登場します。
彼女はシスターであり初期魔力が高いので杖による回復が得意ですが、非常に非力で戦闘に耐えうるステータスをしていません。
更に移動コストの関係もあり移動力もかなり低いですが、ゼイドの元へ向かい合流する必要があります。
ニーナ登場までの間に周辺の砦からリットン邸に向かって敵増援が続々と迫ってきますが、ニーナが登場する11ターン目を境に増援が止みます。
毎ターン敵増援を1、2人撃破しておけば増援は多く残っていないため、周辺の安全確保は容易ですが、進む先には強力な傭兵二人が待機しています。
この二人を正攻法で撃破することは大変困難ですが「ユニット一覧」を確認してみると、ニーナからマレーネに会話可能であることが確認できます。
しかし、ニーナの移動力では一度の行動でマレーネに隣接し会話することができません。
また、マレーネは攻撃範囲に入るまで近付いてこないため、マレーネの攻撃を受けずにおびき出すこともできません。
思い切って戦闘を挑んだところでマレーネの戦闘力は非常に高いため、一度の戦闘に耐えることすら困難です。
傭兵夫妻は反乱軍を抜ける機会を伺っている様子ですが、ニーナには時間的な余裕がなく、進む道は他にありません。
思い切ってニーナを接近させると傭兵夫妻がニーナに攻撃を仕掛けきますが、イベントが始まり夫婦揃って友軍となります。
その後二人は周辺の敵を殲滅し、マップ外に撤退していきます。その間にニーナはゼイドとの合流を急ぎましょう。
・難敵「黒い悪魔」マタグロス(戦闘回避編) ※推奨
マタグロスを撃破するためには、その撃破方法(手順)を考えるために多大な時間を割くことになります。
しかし、そもそもマタグロスは必ず倒さなければならない敵ではありません。
マタグロスのドロップアイテム「ハプーン」は希少で性能も高い優れた武器ですが、今後の攻略に必須というものではありません。
対岸に渡った4名が優先すべきはべネキア城門を開け、城門前で待機しているゼイド軍の進行を助けることです。
闇雲に戦いを挑むのではなく、優先すべき目的のために時には引くことも大切です。
それでも何とかマタグロスを倒してみたい!という方は後述の挑戦編を参考にしてください。
マタグロスはこの範囲内にユニットを待機させると攻撃を仕掛けてきます。
下船する位置が含まれているため、必ず全員を範囲外に移動しましょう。
(乗船前に行動終了していたユニットも、下船後に再度行動できます。)
味方ユニットが移動できる範囲です。
右下の帆船は移動タイプを問わず移動、待機することが可能です。
このルートならば橋周辺の敵をやり過ごし、中央を進むことが可能です。
・べネキア城壁開門へ
商館の間を進めば、戦闘機会を最小限に出来、
攻撃を受けるユニットも絞ることが出来ます。
アスラン達も戦闘に参加できますが、
弓攻撃に特効を受けるので注意が必要です。
安全を確保し、赤い屋根の家を訪問しましょう。
大橋を通行できるようにしてくれます。
大橋の先にはナーシェンが待ち受けています。
彼を撃破すれば扉の鍵をドロップするので、
チェザルがおらず橋を下ろせない場合でも、
中州へ進むことが可能です。
城門レバーの操作前にアウグストとジムスントを撃破しておきましょう。
二人とも強力な武器を持っているので、先制攻撃を受けると危険ですが、
こちらが敵初期配置時の攻撃範囲に入らない限り、攻撃してきません。
直接戦闘が得意なユニットや城壁を越えられる飛兵で一気に近づき、
倒してしまいましょう。
ジムスントはアウグストと異なり、直接攻撃を挑んでも強力武器「ニーマ」
で反撃が可能です。
・ニーマを2連続で受けても死亡しない
・一度の先制攻撃で倒しきれる
このどちらかを最低限満たしているユニットで攻撃しましょう。
再移動を有する騎兵や飛兵は、【接近移動→攻撃→再移動で敵攻撃範囲外へ離脱】と動くことで敵ターン時の安全を確保できます。
特に飛兵は今回のように城壁阻まれ、容易に接敵出来ない敵ユニットに接近して攻撃できる場面が多々あります。
また移動コストの都合上、飛兵は騎兵に比べ再移動で敵範囲外へ移動することも容易です。積極的にこの戦法を狙っていきましょう。
・ターン制限
30ターン目開始、もしくはゼイドが北東の橋を渡るとイベントが発生してリットン夫妻や元老院議員への攻撃が始まります。
リットンの死亡は敗北条件の一つであるため、速やかに進軍し、リットンの殺害を阻止しなければなりません。
このイベント発生後、南東へ進むための橋が架けられ、ゼイド達も進軍が可能となります(進入禁止エリアも解禁されます)ので、
イベントを開始させる前に、自軍の体勢を万全の状態に整えておくと良いでしょう。
強力な武器を持った増援も登場しますが、中でもハラルドは防御力が高く、
強力なスキル「致命反撃」があるため、接近戦を挑む時は注意が必要です。
ハラルドは物理攻撃への防御力が高い反面、魔法防御力は全くありません。
また射程1武器しか所持していないので射程2武器へは反撃が出来ません。
魔法であれば迅速かつ安全に撃破することが可能です。
・ヴィルドヴァイス戦
いよいよ本マップのボスであるヴィルドヴァイスとの戦闘です。
ヴィルドヴァイスは拠点から動くことはありませんが、
強力な武器「マスターソード」と「スタンピラム」を所持しています。
また、被ダメージが蓄積すると早めにポーションを使用してきます。
こちらも「ロードアスラル」や「アイアンデューク」など出し惜しみせず、
強力な武器で一気に畳みかけましょう!!
・敵(特にボス等の強敵)が所持しているスキルは事前に確認しておく癖をつけましょう
左右どちらの状況も最後の一押しというところまで来ていますが、よりベターな状況に持ち込めているのはどちらでしょうか?
左右どちらもゼイドの先制攻撃により「高確率で」ヴィルドヴァイスを撃破することが可能です。
なぜ「確実」ではなく「高確率」なのかというと、ヴィルドヴァイスがこちらの攻撃を無効化するスキル「大盾」を所持しているからです。
戦闘中にヴィルドヴァイスの「大盾」が発動してしまうと、ゼイドの攻撃が無効化されてしまいヴィルドヴァイスを撃破出来ません。
運悪く「大盾」が連続発動してしまうと、全くダメージを与えられず、ゼイドがダメージを受けただけで戦闘終了となります。
左の状況ではヴィルドヴァイスの「大盾」スキルが1度でも発動すれば撃破出来ないだけでなく、ゼイドが死亡してしまう恐れすらあります。
しかし、右の状況では倒しきれなくともゼイドが死亡することはありません。またゼイドで撃破できずとも、他のユニットで再度挑むことが可能です。
そのため、よりベターな状況は右の状況ということになります。
スキル一つが戦闘に及ぼす効果が伝わったでしょうか。ボス等の強敵を相手にする時は必ず事前に所持スキルの効果や発動条件を確認しておきましょう。
・マップクリア(制圧)
ヴィルドヴァイスを撃破すれば各砦からの敵の増援は止みます。
(動き出していたマタグロスも止まります)
後はゼイドが拠点を「制圧」すれば念願のマップクリアとなりますが、
この章にはもうターン制限はありませんし、敵の増援もありません。
逸る気持ちを抑え、次章以降の攻略に向け装備やアイテムを購入し、
自軍を強化しておきましょう。
・ボス撃破後は急ぐ必要がないので、自軍の戦力を見ながらじっくり考えましょう。
・このマップで入手した換金アイテムはこの章で売却し購入資金に充てましょう。
・購入品は成長しているユニットや育てたいユニット次第ですが、主力ユニット用の武器確保を優先しましょう。
・以下は4つの店で売られている武器やアイテムについての一言アドバイスです。(◎だからといって購入必須という訳ではありません)
ゼイド軍(北西)出撃位置付近の店
◎ ピラム 遠近両用武器のため使い勝手が良く安価な武器です。
○ 扉の鍵 入手機会は限られますが、本マップ以外でも使用できます。
○ グレートソード 非常に重いため扱いが難しい武器ですが、
ハルディアのように速さに優れるユニットならば、
その短所を補えるため、強力な武器となります。
リットン邸付近の店
◎ カトラス 少々値は張りますが、攻撃毎に連続攻撃ができるので、
一度の戦闘で一気に敵を撃破する可能性が高まります。
装備可能なユニットも多く、常用武器として重宝します。
○ ショートスピア バランス良くコストパフォーマンスに優れます。
× 治癒の杖 店買い以外にも入手機会が多く、代用品も多く存在するため、
敢えて購入する必要性はありません。
北側砦付近の店
◎ スピア 中盤までは主力武器、終盤は常用武器として重宝します。
騎兵や飛兵はとりあえず一本は所持しておきたい武器なので、
多めに購入しておいて損はないでしょう。
○ ロングボウ 常用武器として十分な性能をしています。
弓兵を多用するならば購入しても良いでしょう。
○ バトルアクス 必要熟練度が低く、コストパフォーマンスに優れるので、
育成用武器に適しています。
× トマホーク 手斧より高威力ですが、更に低い命中と重さが難点です。
また、使用回数や性能の割りに高額な点も気になります。
上位武器であるハチェットや手斧で十分でしょう。
北側砦付近のレアショップ
レアショップは高価で希少な武器やアイテムを多く取り扱っていますが、
その全てが購入を推奨できる訳ではありません。
それぞれ自軍に必要なモノかどうか考えて購入しましょう。
◎ エアブレード 魔法本は強力ですが使用回数からすると割高で、
しかも他の武器に比べ同種類似武器も少ない武器です。
しかし、各属性の最下級魔法本は比較的安価なので、
購入できる時は積極的に購入しておきましょう。
◎ ウォーピック 武器レベルが高く、装備可能なユニットが限られる上、
基本攻撃力が斧にしては低く、しかも高価な武器です。
しかしその分、使用回数が多く二回攻撃が可能なので、
確率発動の致命攻撃スキルが豊富なザイードならば、
その真価を発揮できます。
◎ 遠隔治癒の杖 2マス以上離れている負傷している味方を回復できます。
思わぬ被ダメージが生じてもフォローしやすくなるので、
優先して確保しておきたい一品です。
・マップ南の橋付近に待ち受けるマタグロスはこれまでの敵とは一線を画す強さを誇ります。
・今後もマタグロスのように「希少なドロップアイテムを持っているが、撃破必須でない非常に強力な敵」が登場します。
・敢えてこういった強敵に挑戦するのであれば、まず敵の情報(能力)を分析してみましょう。
第1段階
手早く敵を分析するには、最終ステータス一覧を利用しましょう。
一概には言い切れませんが、右端欄の数値が低いステータスが弱点です。
マタグロスの場合、低い数値は「回避」、「魔防力」、「戦速」です。
(それぞれの数値が高いか低いかは自軍ユニットと比べて判断しましょう)
では、それぞれの値が低いとどういうことなのか考えてみましょう。
①「回避」が低い敵とは? =こちらの命中率をあまり下げられません。
→ こちらはほぼ最終ステータス通りの命中率で戦えます。
②「魔防力」が低い敵とは? =魔法攻撃に弱いということです。
→ こちらが魔法武器で攻撃すれば大ダメージを与えることができます。
③「戦速」が低い敵とは? =こちらは追撃を仕掛け易いということです。
→ 追撃を発生させることで非追撃時より2倍のダメージを期待できます。
第2段階
ステータスの確認の次は所持スキルを確認しましょう。
マタグロスが所持しているスキルは、
「指揮官Ⅰ」、「致命攻撃」、「大盾」です。
A 指揮官Ⅰ:3マス以内の自軍ユニットの命中を10%上昇させます。
→ 所持者自身には影響しないスキルなので、直接戦闘には影響しません。
B 致命攻撃:技のステータス分を致命率に加算します。
→ 致命回避スキルがあれば致命攻撃自体を完全に防ぐことが可能です。
C 大盾:18%の確率で発動し、敵の攻撃を完全に防ぎます。
→ このスキルは防ぎようがありません。5Tセーブを活用しましょう。
このように敵の情報を読み替えていくことで、自ずとこちらの取りたい手や取ってはいけない(死亡につながる)手が見えてきます。
確かにマタグロスは強敵です。ですが、決して倒せない相手ではありません。
闇雲に挑むのではなく、倒すためには何が必要か、自軍ユニット達の情報と見比べ、挑むユニット、所持装備、攻撃タイミングなど、
様々な要素一つ一つから上手く行きそうだと思う手を考え、試行錯誤を繰り返しながら撃破までの流れを創り上げていきましょう。
以上をもってVSⅠ戦術指南書(追伝編)は終了といたします。
VSⅠ最終章までの道のりはまだまだ遠く、中には第5章と同等かそれ以上の高難度マップも存在します。
思い通りに進めることが出来ず、諦めたくなることが幾度もあると思いますが、
皆さんの創意工夫と試行錯誤により、ゼイド達の物語を見届けていただきたいと切に願います。
そしてVSⅠエンディングの後、
VSⅠで登場したルッカ村の3人が活躍する「ルッカ外伝」、VSⅠ後のゼイドの物語が描かれる「VS外伝」、
とヴェスタリアサーガは続いています。
いずれの作品も1マップ毎に異なる趣向が凝らされており、VSⅠ同様プレイヤーの力が試される内容になっていますが、
これまで同様、引き続き彼らの物語を共に見届けていただけるならば、これほど嬉しいことはありません。
それではプレイヤーの皆さん、ご武運を!
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