私たちはある日突然不慮の事故や病気により脳に重大な損傷をうけ、 意識不明となり、一命は取り留めたものの、意識が戻らず「遷延性意識障害(意識障害が3か月以上継続している)」と診断された重度後遺障害者とその家族です。
最も手厚い医療や介護を必要とする遷延性意識障害者であるにもかかわらず、現実の医療や介護の実態は余りにも厳しいもので、病院からは「回復の見込みはほとんどない」として、充分な治療を施されないまま在宅介護を強いられています。
私たちは日夜、身を削りながらの過酷な介護生活を送り、時には生死に関わるような緊迫した局面にさらされるなど、その精神的、肉体的、経済的な負担はとうてい一家族だけでは背負いきれません。
親が子を、あるいは夫が妻を介護するという世代、年齢が逆転のケースも多くあり、そうした家族にとっては、介護者亡き後の大きな不安もあります。
一刻も早い対策を必要とする、こうした様々な問題に対して、同じ地域、同じ 運命 に身を置く仲間と、状況の改善を図り、共に生きる幸せを求めていこうと集まった家族で 、2008年5月東海地区遷延性意識障害者と家族の会「ひまわり」が結成されました。
脳はまだまだ未知の世界です。医学の進歩は日進月歩と言われています。 適切な治療、リハビリ、看護、介護により回復の可能性もあります。
決して諦めることなく仲間と力を合わせていきましょう。
東海地区遷延性意識障害者と家族の会「ひまわり」は以下の活動をしていきます
【1】私たちは、遷延性意識障害者が人間として生きる尊厳と権利を守るため、東海地区の医療、福祉、社会生活全般について、情報を収集し、自治体への交渉にも力を 注ぎ ます。
【2】私たちは、全国組織の家族会とも連携し、国への要請活動にも協力していきます。
【3】私たちは遷延性意識障害者とその家族が孤立することがないよう、自助、共助 、公助も含め様々な情報交換を行い、会員相互の交流を深めていきます。
[具体的には]
●遷延性意識障害者の医療的ケア、介護技術の向上に関する知識の習得のため、 専門の講師をお招きしての勉強会を行います。
●定期的に会報を発行し、誌面上でのコミュニケーションを図ります。
ご入会、ご支援下さる方は下記までご連絡ください。
連絡先
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