【情報提供:起きるケア・寝たきり予防】
本項は、「ひまわり」会員から寄せられた、お世話のノウハウについての情報提供を目的としたものです。
(情報発信元の先方からは、本欄にて紹介する旨の許諾を得ております。御協力誠にありがとうございます)
下記の注意事項をお読みになった上で、同意した方のみ 読み続けていただけますようお願いします。
⭕️一般的な注意事項
【循環動態が変化することに伴う身体への負担に配慮する】
→臥床(寝ている姿勢)から座位(座る姿勢)になることで、一時的に心臓に戻る血液が減少し、「血圧低下」「めまい」「立ちくらみ」の症状が出現します。
→対策は、(慣れるまでは)臥床した状態でベッドのギャッジアップを行い、徐々に起き上がるようにすることです。
【姿勢の崩れに伴う筋緊張の更新やずり落ち、転落に注意する】
→姿勢が変わることで、後方への突っ張りや、筋緊張の更新、むせ込み等で座位姿勢が崩れてしまうことがあります。
→対策は、突っ張りの出現や筋緊張更新時は、無理に姿勢を正そうとしない。
→長期臥床により機会が減っているであろう足底設置の刺激を繰り返し提供し、垂直認識のずれを軽減する。
→エアーマットを使用している場合は、エアーマットの空気を入れて(座位面を固くし)座りやすい環境を作る。
→最も大事なことは、介護者がそばを離れない。 【間接拘縮、筋力低下に伴うリスクに配慮する】
→特に股関節、膝関節が硬くなっている場合は座位姿勢保持が難しいことが多いです。
→気管切開をしていて頚部保持困難(頭を支える筋力が低下して頭を支えられない)場合は、前屈により窒息の危険性が大きいです。
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