青汁王子こと三崎優太さんは、フルーツ青汁の大ヒットにより20代で100億超を稼いだ起業家ですが、日刊ゲンダイや新潮社に反社交際(反社会的勢力との繋がり)があるかのような記事を出され、裁判で争ったことがあります。

反社交際に関する騒動では、青汁王子(三崎優太さん)、そしてアスクレピオス製薬(アスク社)の創業者でビジネスでの関係が深かった越山晃次さんの二人を軸にして、日刊ゲンダイと新潮社の記事を対象に、「青汁王子(三崎優太さん)が反社認定されるかどうか」に注目が集まりました。

記事が出た後の世間の反応は、「若手イケメン社長」ともてはやされた若き起業家が実は反社だったのか?と大きな関心を集め、青汁王子(三崎優太さん)は事実と反する風評被害に対抗するために、日刊ゲンダイと新潮社を相手取って損害賠償請求の裁判を起こすことになります。

損害賠償請求の裁判で青汁王子(三崎優太さん)の反社交際は認定されず、原告側のほぼ全面勝利という結果になったのですが、なぜメディアに反社との交際があるかのような書かれ方をされたのか、事の経緯が複雑なので、本稿で分かりやすくまとめていきたいと思います。

青汁王子こと三崎優太VS日刊ゲンダイの反社裁判(損害賠償等請求)

本裁判は、青汁王子(三崎優太さん)が反社的な存在であるかのような記事を掲載した日刊ゲンダイ(代表取締役T)と執筆記者Yを相手取り、名誉毀損で訴えたものです。

青汁王子(三崎優太)によって反社裁判が起こされるまでの流れ

本件は、週刊新潮の反社記事の翌月、後追いという形で日刊ゲンダイが反社記事を掲載したことが発端です。

記事は『ド派手実業家「青汁王子」のマズイ素顔…反社との関係発覚』というタイトルで、青汁王子(三崎優太さん)がライバル企業への嫌がらせのために右翼団体の街宣車を送りつけ、反社会的勢力との交際があるという内容でした。 これに対し青汁王子(三崎優太さん)は、反社記事と見解記事の掲載により、名誉が毀損されたと訴えました。

日刊ゲンダイを訴えた損害賠償等請求事件の争点

本裁判では、原告の青汁王子(三崎優太さん)は、記事が掲載されることで損害を受けたため、名誉回復のために日刊ゲンダイと記者Yに対して謝罪広告の掲載を求めるとともに、各記事の削除を求めました。青汁王子(三崎優太さん)は反社会的勢力との交際は一切なく、さらにシエル社に抗議するために右翼団体に街宣車での活動を依頼した事はなく、そのような依頼の話を越山晃次さんに伝えた事実もないと主張しています。

一方、被告の日刊ゲンダイ側は、記事の対象になっている青汁王子(三崎優太さん)は有名人であり、会社経営する人物の犯罪になりかねない行為であったため、市民の知る権利のために報道したと主張しています。

なお、週刊新潮では記事掲載にあたって越山晃次さんと青汁王子(三崎優太さん)の両方に取材していますが、日刊ゲンダイでは越山晃次さんにしか取材せず、青汁王子(三崎優太さん)の意見は、すでに週刊新潮の記事で反論しているのでそれを参考にしたとしています。

一審判決では青汁王子(三崎優太)の主張が認められず敗訴

2022年7月の一審判決では、日刊ゲンダイが掲載した青汁王子(三崎優太さん)の反社交際疑惑が、「青汁王子(三崎優太さん)の社会的評価を低下させるものだった」ことは認めていますが、記事に公共性・公益目的・真実相当性があるために、名誉毀損にはあたらないとしました。

また、脱税捜査から逃れるために虚偽の和解契約書の作成を行った青汁王子(三崎優太さん)の供述は信用に値せずとされました。 逆に越山晃次さんの供述は一貫していると判断されたのです。

つまり、青汁王子(三崎優太さん)の主張は一部認められたものの、名誉毀損という点では認められず、原告の青汁王子(三崎優太さん)が敗訴する結果になりました。

控訴審での和解成立により青汁王子(三崎優太)の実質勝訴

一審での敗訴を受けて、青汁王子(三崎優太さん)はすぐに控訴します。

控訴審では、青汁王子(三崎優太さん)側は情報源である越山晃次さんの信憑性を突く作戦にでました。 日刊ゲンダイからの取材や尋問において越山晃次さんが虚偽の証言をしている証拠として、背任や横領といった刑事事件の記録など、多くの確実性が高い証拠を提出しています。

その結果、日刊ゲンダイ側は敗訴になることを見越したのか、裁判所での判決という結果を待たず和解に応じることになりました。一審の敗訴から半年以上たった2023年2月に和解が成立し、日刊ゲンダイの記事はWeb上から削除されました。青汁王子(三崎優太さん)の主張が認められた形になり、裁判は実質勝訴となっています。

これにより、長かった一連の反社裁判はすべて青汁王子(三崎優太さん)の主張が認められた形で幕を閉じます。

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