特定非営利活動法人 日本間質性膀胱炎患者情報交換センター     

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医療トピックス 

医師及び患者より得た治療情報を掲載します。

      ボトックス膀胱壁内注入療法試験開始

東京大学医学部泌尿器科で間質性膀胱炎の患者50人を対象に新しい治療法である「ボトックス」の治療を試験的に開始。 この治療を受けた患者の70%が頻尿・膀胱痛などの症状が改善されている。 これは治験と異なり、自主臨床試験と称して、医師が医学的必要性・重要性に鑑みて、立案・計画して行うものです。 この治療は保険診療の対象外ですが、本人の費用負担はありません。 但し、外来検査・診療に要する費用は保険診療で行われ、本人負担となります。 この診療は何処の医療機関でも受診できるものではありません。

       ボトックス治療の現状

ボトックス治療は現在、東京大学医学部泌尿器科で行われておりますが、平成23年3月初旬現在、治療は約15例ほど行われておりますが、この治療の結果、約半数以上の患者が改善されているそうです。 そのほかの人は現状維持で、悪化することは無いそうです。 ボトックス治療を希望される方は、東大泌尿器科本間教授若しくは野宮先生に相談されると良いと思いますので確認してください。     

      間質性膀胱炎治療医療機関のお知らせ

間質性膀胱炎の診察・治療を下記医療機関で行っておりますので、ご案内いたします

1、順天堂大学医学部付属浦安病院   千葉県浦安市富丘2丁目1-1   電話 047-353-3111

2、横浜元町女性医療クリニック・LUN  A   横浜市中区本町3-115百段館5F   

  院長 関口由紀   電話 045-651-6321   産婦人科・女性内科も診察

      ボトックス治療情報

ボトックスの治療を受けた方は、23年11月7日現在で約40名ほどとのことです。 効果のある患者、効果が持続しない患者など、様々ですが、東京大学医学部泌尿器科で評価中とのことです。

     参議院厚生労働委員会で間質性膀胱炎について質疑応答

平成23年12月7日作成 平成23年12月6日、参議院厚生労働委員会で、間質性膀胱炎について、公明党厚生労働部会長の渡辺議員が質問、政府委員として、厚生労働省の戸山局長が答弁。

 質疑の詳細は議事録入手次第、本稿でお知らせいたします。

        参議院厚生労働委員会議事録要旨

平成23年12月21日 上記の件に関し、以下記述いたします。

 「渡辺孝男議員」 間質性膀胱炎は慢性の膀胱炎と異なり、上皮と筋肉の間にある間質が慢性的に炎症を起こす膀胱炎で、女性が圧倒的に多く、頻尿と疼痛に悩まされている疾患であるが、小宮山大臣に認識を頂き、支援を願いたい。

「小宮山大臣」 20代から60歳代の女性に多く、泌尿器科も含めて、産婦人科などの認知度が低い為に発見が出来ず、診療に時間を要するという事を聞いている。 認知度の低さと研究が必要であるという事から、24年度の研究事業の公募でよいものが有れば申請されることを期待する。

「渡辺議員」 日本間質性膀胱炎患者情報交換センターから、要望書が8月10日に出されたが、その中に治療法の研究、研究の科研費について、そのほか保険診療されないものを保険診療に認めていただきたい。 これらの要望の進捗状況を尋ねたい。

「外山健康局長」 厚生労働省宛の要望書を頂き、大臣が答弁したとおり、来年度に研究事業の公募を期待している。 間質性膀胱炎の認知度が低いことを是正する為に、日本泌尿器科学会理事長であると同時に、間質性膀胱炎のガイドラインの作成者の1人である、東京大学本間教授と連携を取って、普及啓発を図って行きたい。 本疾患の希少性等については充分検討する必要がある。 難治性疾患への総合的な対応策については、研究事業や医療費助成の対象疾患の拡大の要望があり、昨日(12月5日)開催の厚生労働省社会保障改革推進本部の検討状況の中間報告で、医療費助成についての法制化も視野に入れた検討、或いは治療研究等の総合的な実施の支援の仕組みの構築を目指すことなどについて取りまとめた所である。 そのような中で全般的な立場から進めて行きたい。

「渡辺議員」 最悪の場合は膀胱摘出と言う方もいるので、研究の推進を願いたい。    

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