石川康晴さんは、earth music&ecology(アース ミュージック&エコロジー)ブランドを持つアパレル会社、ストライプインターナショナルを創業した実業界で評判の人物です。

現在はストライプインターナショナルの社長は辞任して主要株主という立場の石川康晴さんですが、投資会社のイシカワホールディングス株式会社を新しく設立して様々な事業に進出しています。中でもエシカル志向のパン屋「Merci life organics」はクロワッサンが大人気となり、長期目標では全国1,000店舗、売上は500億円規模を目指すほどの評判となっています。

石川康晴さんはそのほかにも、フィットネス事業やワイン事業も手掛けていて、今最も目が離せない実業家の一人となっているので、プロフィールや経歴、現在の活動などを詳しく調べてみました。

石川康晴の写真

石川康晴について

石川康晴さんとは、岡山でアパレルショップを成功させてから株式会社ストライプインターナショナルを立ち上げ、売上高は1,000億円を超える巨大企業にまで成長させた敏腕の実業家です。

実業界に疎い方でも、宮崎あおいさんや広瀬すずさん、鈴木京香さんのCMでおなじみのearth music&ecology(アース ミュージック&エコロジー)を立ち上げた人物といえばわかりやすいかも知れません。

現在は株式会社ストライプインターナショナルの社長は辞任していますが、新たに投資会社、イシカワホールディングス株式会社の社長として、様々な異業種に参入しています。

また、出身地の岡山県に根付いた活動でも知られていて、人材育成のために岡山大学に20億円寄付したり、現代アートの国際現代美術展である岡山芸術交流を開催したりと、地元愛に溢れた活動を行っています。

プロフィール

氏名石川康晴(いしかわ やすはる)
出身岡山県岡山市
生年月日1970年(昭和45年)12月15日
血液型A型
学歴京都大学大学院 経営管理教育部
趣味アート・料理・マラソン・映画・音楽・テニス
家族妻や子供の有無は不明
受賞歴2017年度経済界大賞のライジング賞受賞
紺綬褒章受章(西日本豪雨災害への災害支援及等により)
現職イシカワホールディングス株式会社(代表取締役社長)
株式会社Merci (代表取締役会長)
株式会社Waistline Group (代表取締役会長)
tetta株式会社 (取締役会長)
公益法人 石川文化振興財団(理事長)
一般社団法人吉備高原オープンイノベーション協会(理事)

石川康晴の経歴

石川康晴の経歴

石川康晴さんは実業家として様々な事業に参加していますが、どのような経歴を辿ってきたのか調べました。

岡山で創業

母方が日本舞踊の系統だったことから子供の頃から服への興味が深く、紳士服チェーンに就職して服飾業界の知識を深め、アパレル会社を起業するために退職します。

そして23歳のときに岡山で小さなレディースセレクトショップ「CROSS FEMME」を開業します。

「CROSS FEMME」はヨーロッパで買い付けたハイセンスな服が並び、2年目には売上1億円を達成するという人気ぶりでした。

ストライプインターナショナルの成長

「CROSS FEMME」は開業から数年で値上げによる客離れと売上減・赤字、社員の大量離職という苦境に立たされますが、それまでとは真逆の垂直統合型のサプライチェーンモデルSPA(Speciality store retailer of Private label Apparel=製造小売業)への運営に舵を取り、「earth music & ecology」ブランドの大成功もあって株式会社ストライプインターナショナルは大企業へと成長します。

株式会社ストライプインターナショナルが抱えるブランドはAMERICAN HOLICやGreen Parksなどのアパレル、Maison de FLEURなどのライフスタイル、STRIPE CLUBなどのテクノロジーと多様な展開を見せ、2019年には年商1,300億円を超えていました。

ストライプインターナショナルの社長辞任から新たな挑戦

2020年に株式会社ストライプインターナショナルの社長を辞任した石川康晴さんは、新たな挑戦としてこれまで触れてもいなかった異業種への参入を決めます。

その挑戦は投資会社としてイシカワホールディングス株式会社を設立することに始まり、小売業のベンチャー企業を中心に投資していくスタイルで新たな経歴をスタートさせています。

現在の活動

ストライプインターナショナルロゴ

石川康晴さんの現在の活動はどうなっているのかを調べました。

ここでは、株式会社ストライプインターナショナルとの関わりについて記し、それ以外の寄付活動やイシカワホールディングス社長として、公益財団法人 石川文化振興財団など岡山での活動については次項以降で紹介していきます。

ストライプインターナショナルの主要株主

以前は株式会社ストライプインターナショナルの株式の約8割(関連会社株含む)を保有する絶対的な存在でしたが、今は社長を辞任して株式の多くを手放し、株式会社ストライプホールディングスの株式を25%保有する主要株主という形です。

ただ、主要株主は株主総会の招集請求権などがあるため、株式会社ストライプインターナショナルの経営方針などについて影響力があり、会社にとって重要な人物であることは変わっていません。

石川康晴の子供たちへの寄付活動が評判

石川康晴さんは、収益を生み出すという経済活動だけではなく、子供たちへの寄付活動も精力的に行っていて評判になっています。

義援金により岡山県子ども災害見舞金基金が新設

紺綬褒章を受賞した石川康晴

2018年に、岡山など西日本の広域で西日本豪雨災害が発生し、その復興支援活動として石川康晴さんは個人で岡山県に対して1億円の寄付を行っています。

この1億円は「岡山県子ども災害見舞金基金」の一部として活用され、西日本豪雨で床上浸水以上の被害を受けた18歳以下の子ども1人に対し、2万円の見舞金を支給することになりました。

なお、石川康晴さんはこの寄附活動が評価され、紺綬褒章を受章しています。

Merci life organicsにて取り組むプロジェクト

Merci life organicsのパン

イシカワホールディングス株式会社が出資してオープンしたパン屋「Merci life organics」は、貧困などが原因で朝食がない子供を減らすための活動を開始しています。

最初の活動として岡山市内の児童養護施設に対し調理パン60個を贈りました。

この原資はパン屋の売上からきていて、売上の1%分を地域の子供たちに還元するとしています。

この活動は継続して行われており、2022年8月には児童養護施設の子供達が無料で好きなパンを選べるスタイルに変更されています。

対象は児童養護施設に入っている幼稚園児、小学生、中学生、高校生で、それぞれ好きなパンの種類が異なることから、無料で2個選べるパスポートを配布しています。

多彩な趣味を持つ石川康晴

石川康晴さんの趣味はアート・料理・マラソン・映画・音楽・テニスなどと多彩ですが、中でもアートに関しては趣味レベルを超えて美術館レベルだと話題になっています。

岡山の自宅が話題

石川康晴の自宅アート

Twitterで公開された岡山の自宅には様々なアート作品が飾られ、自宅を訪れた人が「まるで美術館みたいだった」と驚きの声をあげています。

石川康晴さんの美術作品の収蔵数は300点以上とされ、自分の好みの作品を展示していく様子は、まるで美術館で作品の収集や研究、保管、管理を行うキュレーターのようでもあります。

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