(真宗 大谷派)
真教寺
住職 太宰不二夫
ご挨拶 真教寺住職 太宰不二夫
現在、揖斐川町の真宗大谷派真教寺の第16代住職をさせていただいております、太宰不二夫と申します。
もともと私は新潟県(胎内市)のお寺の次男坊でしたが、縁あって一九九九年の三月この真教寺に婿養子として入寺致しました。
そして、二〇〇三年の五月末より住職を引き継いでおります。
さて、私もこの揖斐川町に長い間暮らしてきましたが、徐々に過疎化が進んでいることを実感しております。合わせて、昨今出版された『寺院消滅』(日経BP社)や『宗教消滅』(SB出版)という著作から窺えるように、「宗教離れ」が加速している現状にあります。
お寺が安穏として維持されてきた時代は、もはや終わっています。おそらくこの十年くらいで、かなりのお寺が存続の危機を迎えることになるでしょう。
この真教寺も例外ではありません。生き残るためにしていくことはいろいろ考えられますが、まずは、「心のこもった勤行をする」ことと「親鸞聖人の教えを学び伝える」ことを二本柱として、門徒の皆さん地域の皆さんに親しまれるお寺を形作っていきたいと思います。
この真教寺の現在の本堂は、一七七二年(安永一年)の建立で、この地域では最も古い寺院となります。維持はそれだけ困難ですが、お庭もその伝統を重ねた分風情があり、松の形状や秋のドウダンツツジの紅葉などは本当に素晴らしいと思います。真教寺は常に門を開けていますので、機会がありましたらいつでもお気軽にお尋ねください。
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